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文理融合複数教員による出前授業やワークショップ活動

旅のしおり「京からはじまる、まちの新しい歩き方」

プランその3:京(今日)の課題を考える
       〜京都で「科学」するということ〜

京都大学をはじめとする学術研究機関だけでなく、大小さまざまな博物館や美術館を数多く擁する京都は、学問を究めるのに最適なまちの一つです。さらには、豊かな自然や歴史をいまに伝える建造物・文化財も数多
く、それらを実地で学ぶことで、京都への理解をより深めることができるでしょう。

いっぽうで京都はいま、文化・芸術の発信力の不足をはじめ、大学を卒業した若者の流出、観光客の急増が都市機能に与える影響といった多くの課題を抱えています。100年後の京都のまちを考えたとき、「古きよき文化」をだいじにするだけでよいのでしょうか。観光都市としてこのまま邁進してよいのでしょうか。

たとえば、京都らしい町家を将来もつかえるかたちで残すにはどうすればよいのでしょうか。

京都の抱える課題には、みなさんのまちの課題と共通する部分もあれば、まったくちがう部分もあるはずです。それらをくらべてみることで、問題解決の糸口が見つかるのではないでしょうか。

     

 

地図で見てみよう

マークをクリックすると、クイズや耳寄り情報が出てくるよ。
<地図上の目的地にある「★◆◎」のマークの解説>
 ★:まち歩き指数…「まち歩き」のしやすさ、組みあわせやすさ
 ◆:京都影響度… 京都の歴史や文化に与えた影響度
 ◎:京洛の“うちそと”… 平安京(古代)・洛中(中世以降)
               ・田の字地区+御苑(現代)の内側か外側か

興味のあるテーマを見つけたら、 マークの数を参考にして足を運んでみよう!
目的地に着いたら、地図に書いてあるクイズや歴史をひもとく「モノ探し」に挑戦してみよう!
 

コラム:まなびと観光

京都は「まなび」のまちです。とくに近代以降、官民を挙げて教育に力を入れてきました。数多くの大学が
京都にあるのも、まさにそのおかげだといえます。

京都の学校の歴史は、「番組小学校」とよばれる日本初の小学校が明治初期に町衆の手によってつくられたことから始まっています。その一つであった開智小学校は、現在は学校歴史博物館(左写真)として整備され、京都の学校の歴史をまなぶことができます。

「まなび」の主たる場は学校のなかですが、野外に出てまなぶことも必要です。とりわけ歴史や地理、理科の野外観察などは、その地に足を運んでみないとわからないことだらけです。

その最良の機会が修学旅行です。目的地として多くの学校に選ばれる京都で、生きた「まなび」を探求してください。

  • チームGANTTでは、よりよい修学旅行での「まなび」のために、事前の出前講義を通じてアドバイスしています。ご関心のある方は、ぜひメールにてご連絡ください。→ こちら

    「チームGANTT」

    本チーム(京都大学・滋賀大学の教員などで構成)は、文理融合複数教員による出前授業やワークショップを通じて、「宇宙」をめざす研究者集団です。大学や学問のおもしろさを、宇宙人にすら、わかりやすく伝えるにはどうすればいいのかという視点で、私たちは、複数教員での出前講義や座談会などの実践を通じて、「文理融合授業」の可能性を探っています。
    一つのテーマについて複数の講師がそれぞれの専門知識を背景に話題提供を行なうことで、生
    徒たちの多角的な思考力を養う「方法」を探求中です。
    文系・理系を問わない、多様なテーマの講義や教育・研究に挑んでいます!
    → こちら